広島もみじコオロギ かちわり飴
広島もみじコオロギのパウダーに、黒糖・オリゴ糖を加えて仕上げました。味の決め手となる黒糖は奄美大島産のものを使っています。乾燥剤代わりの焙煎米ぬかがまぶされ、懐かしくてコクのある甘さが楽しめます。/内容量70g(コオロギパウダー1%配合)
怖い?まずそう??抵抗ある???
そんなあなたに伝えたい。
広島県廿日市市生まれの
「広島もみじコオロギ」は、
あなたの…いや地球の未来を
変えるかもしれない、
美味しくて栄養満点で
環境に優しい食べ物なんです。
衛生的な環境、
クオリティの高い餌、
出荷方法のすみずみまで
追求して育てられた
究極の食用コオロギを
ぜひ!お試しください。
FOOD FOR FUTURE!!!!!!!!!!!
現在、全世界の人口は約78億人。2050年には100億人に達すると予想されています(国連調べ)。このままだと食品の需要供給バランスは必ず崩れます。なかでもたんぱく質は、その可能性が高い栄養素。現在の農畜産業のスタイルのままでは、早ければ2025~30年頃には影響が出始めると予測されています。しかし、牛や豚、鶏など家畜の数を増やすのは限界があり、また、家畜を育てるために生まれるメタンガスや、餌となる穀物の量を考えると、やがて地球の資源や土地が追い付かなくなってしまいます。これらの問題に応えるのが「代替たんぱく質」。植物性、微生物性などがある代替たんぱく質のひとつが、コオロギを始めとする昆虫食なんです。
コオロギの可食部1Kg分を育てる間に排出される温室効果ガスや、成長に必要な水・エサの量は、一般的な家畜と比べて圧倒的に少ないんです。例えば牛肉と比べると、その差は一目瞭然。エサの量は牛肉の12分の1、水の量は52分の1、温室効果ガス排出量(二酸化炭素換算)は、なんと牛肉の1780分の1! しかも、コオロギが卵から成虫になるまでの1サイクルは約40日。環境に負荷をかけず、早く育つコオロギは、SDGs的な観点からも、とっても優れた食料なんです。
私たちの筋肉や血液を作るたんぱく質は、ボディメイクを心掛ける人からも注目されている栄養素。体を動かすために欠かせないエネルギー源です。肉や乳製品などに多く含まれているイメージがありますが、実はコオロギのたんぱく質含有量はぶっちぎり!「広島もみじコオロギ」には100gあたり57.3gのたんぱく質が含まれており、これは鶏・豚・牛といった代表的な家畜肉の2倍以上です。さらに不飽和脂肪酸やビタミンB12、ビタミンE、鉄や亜鉛などミネラル類も豊富。全身が可食部で、頭からしっぽまで丸ごと食べられるコオロギは、栄養面においても優等生なんです。
「広島もみじコオロギ」の餌は、新鮮なレタスやアーモンドの粉末、そして広島県廿日市市山間部の綺麗な水で育てています。人間も食べられるくらい安全な食糧で育つから美味しいんです。
コンテナで育てる衛生的な養殖環境も「広島もみじコオロギ」の自慢。出荷前にはしっかりと糞をさせ、体内をからっぽにしてから送り出します。すっきりと甘く香ばしいコオロギに仕上がる秘密です。
「広島もみじコオロギ」の粉末を加えた
かちわり飴をどうぞ
広島もみじコオロギのパウダーに、黒糖・オリゴ糖を加えて仕上げました。味の決め手となる黒糖は奄美大島産のものを使っています。乾燥剤代わりの焙煎米ぬかがまぶされ、懐かしくてコクのある甘さが楽しめます。/内容量70g(コオロギパウダー1%配合)
香ばしい米ぬかをまとった飴は、昔懐かしい優しい甘さ。かちわりでちょっと大きいけど、気づいたらもう1個舐めてます(笑)。広島市/N.Hさん
コオロギの味がするのかな?と思ったら拍子抜け。甘くておいしい普通の飴です。この飴を舐めた後は、お通じも良くなる気がするから不思議。広島市/M.Tさん
日本の昆虫食のパイオニア「TAKEO」で
ローストを販売中です
昆虫食の販売・製造・研究開発で知られる「TAKEO」も、広島もみじコオロギの美味しさに早くから着目。「広島大トロこおろぎ」の名前でローストを販売しています。じっくりとローストすることで引き出された甘さと香ばしさをお試しください。/内容量4g
パッと見の大きさでインパクトを感じるけれど、今まで食べたコオロギの中でも、ほんのりの甘みとともに香ばさを感じるコヤツは、サクサクッと美味しく食べれましたゾ。広島市/Y.Iさん
美味しくて栄養満点
そしてサステナブルな
「広島もみじコオロギ」を
廿日市市の山の中で
丁寧に、愛を込めて
育てています
「広島もみじコオロギ」は、広島県廿日市市の山奥にある小さな養殖場で生まれました。私たち「ACORN徳の風プロジェクト」のスタッフは、顧問の高橋貴幸、社長の前田弘美を含む5名。健康で美味しい食用コオロギの養殖に日々携わっています。
「世界の食糧危機を救うだとか、そんな大それたことじゃありませんわ!」と破顔一笑する高橋は、豪快なキャラクターが魅力のリーダーです。高校卒業後、製造業への就職を経て、20代の若さで起業。ガソリンスタンドで廃棄されていたエンジンオイルを集めて再利用できるよう販売したのをきっかけに、天ぷら油やサラダ油など廃食用油のリサイクル事業に進出しました。その後もどんどん新しいことに挑戦し続けています。
これまでに試したのは、ナマズ、ザリガニ、モズクガニ、ミドリムシの養殖…。ウジ虫を使った糖尿病治療「マゴットセラピー」なんてことにも挑戦しました。数々のトライ&エラーを繰り返し、5年ほど前にたどり着いたのが、食用コオロギの養殖事業です。アメリカのボールパークで、ビールと一緒に楽しまれているというコオロギの唐揚げが、とても美味しそうだったことがきっかけでした。
私たちが育てているのは、背中に二つの白い星があることが特徴のフタホシコオロギ。一般に食用として流通しているヨーロッパイエコオロギよりも体が大きく、しっかりと身が入っています。「人間が食べるものの餌は、人間が食べられるくらいきちんとしたものを、養殖は清潔な環境で」という高橋の思いと、私たち「ACORN徳の風プロジェクト」が社訓としている環境への配慮を両立させた養殖方法についてご紹介させてください。
まず、コオロギたちが育つコンテナの中には、ホームセンターなどで売っている衣装ケースの引き出しがずらり。それぞれを覗くと、逆さにした卵ケースの地面に、ペットボトルの底を切って作った水飲み場が設置されています。コオロギたちが食べているのは生のアーモンド、新鮮なレタス…と贅沢なようですが、これらの食料はすべて、フードロスで廃棄された不揃いのものや、販売されないレタスの外葉です。水は廿日市の山が育む綺麗な井戸水。さらに、これらの養殖場を動かす電力は、自前の太陽光パネルで発電したもので賄っています。環境に配慮し、無駄な資源は使わない、SDGsな養殖方法は、これまで環境を大切に事業を行ってきた私たちだからたどり着けたやりかたです。
「苦手だな、と思う人がいたとしても、絶対に見た目だけの問題です。僕が言うのもなんですが、味は想像の100倍旨いですよ」と自慢するのは、養殖場の管理を担当する松波大輝。砂とおがくずを撒いたベッドで卵を幼虫に育て、約40日をかけて成虫にしていく過程を毎日見守っています。リン…リン…と涼しげな声を上げると、成虫になった証。次世代のために産卵をさせてから収穫します。体の中の糞を綺麗に排出させて、加工・販売へ。
現在「ACORN徳の風プロジェクト」では、この食用コオロギ養殖を、もっと社会に役立てるため、新たな取り組みに挑戦しています。それが、この養殖方法のフランチャイズ化です。私たちが開発した養殖方法では、縦3.8m×横2m×高さ2.3mのコンテナで温度や湿度を管理。養殖はすべてこのコンテナの中で完結します。広めの庭や駐車場などに設置できるサイズなので、ゆくゆくは養殖方法をマニュアル化し、定年後の高齢者や福祉作業所の人たちの仕事として成立させようとしているのです。
養殖が環境に与える負荷が低く、身近な物の再利用ができて、シルバー雇用や農福連携に貢献できて、なにより「美味しい」。廿日市の山奥で生まれた小さなイノベーションは、今これを読んでいるあなたの未来を変えるかもしれません。まずは、その美味しさを確かめてみませんか?
収穫された食用コオロギの行く先は大きく三つ。日本の昆虫食のリーディングカンパニーである「TAKEO」を始めとする法人へ卸すもの、地元飲食店の活性化のために食材として卸すもの、そして私たちが取り組んでいる加工品の製造・販売です。その第一弾として2022年秋に販売スタートしたのが、「広島もみじコオロギかちわり飴」。奄美大島産の黒糖とオリゴ糖に約1%のコオロギパウダーを加え、食べやすいサイズに割った飴です。開発も試作もすべて自社の加工場で行っています。
「どんなに環境に配慮されていても、やっぱり味が美味しくないとダメ」と、高橋が特に力を入れたのが、飴の味を決める黒糖の選定。約30種類もの黒糖を取り寄せ、吟味に吟味を重ねて選んだのが、奄美大島産の黒糖です。食べると柔らかな甘さが口に広がるこの黒糖をたっぷりと加えて作った飴は、どこか懐かしい美味しさに仕上がりました。また、サステナブルな乾燥剤として採用したのが、焙煎した米ぬかです。香ばしく煎った米ぬかを飴にまとわせることで、香りや口当たりにも変化を出しています。さらにパッケージに採用した紙箱は再生紙。美味しくて地球にやさしく、栄養満点な「かちわり飴」が誕生しました。